ついにきたーーーーー!!!!!
9月25日、26日に行われた王位戦第7局で木村九段が勝利して、46歳にして初タイトルの王位を獲得しました!
ぼくも実際に生中継で見ていましたが、終盤は鳥肌が止まらなかったです!
その注目は将棋界だけでなく、ツイッターのトレンド入りや、ヤフーのトップでも取り上げられるほど!!
将棋界のスターである羽生善治九段や、藤井聡太七段意外でここまで注目されることも珍しいと思います。
木村九段といえば将棋の実力はトップクラスでタイトル挑戦も何度もしているのになぜかタイトルを取れたことがない棋士として有名で、無冠の帝王という悲しい呼ばれ方をすることもありましたが、今回7度目のタイトル戦にして念願の初タイトル!終局直後のインタビューでは込み上げるものもありました。
いつもは饒舌な木村九段が今の気持ちを聞かれた時に
「嬉しいです」
と一言だけコメントしていたのがグッときました。
対戦相手の豊島王位は名人も保持しており、現在の将棋界ではトップ棋士の一人ということで、木村九段としては4タテ(ストレート負け)もありそうなどの声も聞かれていましたが、素晴らしい将棋で見事にタイトルを奪取しました!
この将棋は木村九段のファンだけでなく、将棋界としても歴史的な一局になるかと思います!
今回木村九段の46歳での初タイトルというのは、初タイトルの獲得年齢としても史上最年長での記録となります。その前の記録だと37歳なので大幅な記録更新となりました。
おそらくこの記録を塗り替えられることはないんじゃないかと思います笑
それほどまでに今回の記録は凄まじいものだということですね。
ちなみに豊島二冠とは竜王戦挑戦者決定戦三番勝負でも対決があり、今回の王位戦七番勝負と合わせて豊島ー木村の十番勝負と呼ばれていました。
竜王戦挑戦者決定戦は豊島二冠が2−1で勝利し、挑戦を決めましたが王位戦では木村九段が意地を見せました。
十番勝負はトータルで5勝5敗。現在のトップ棋士の豊島二冠相手にここまで健闘するとは恐らくほとんどの人が思っていなかったでしょう。そもそも番勝負というのは勝負が決着した時点で終了なので、10局全てを戦い抜くこと自体が凄いといえます。
言わば、46歳にして全盛期といったところですね!豊島二冠と変わらないほどの多忙なスケジュールの中でタイトル奪取まで成し遂げたことは将棋ファンとしては本当に感動しましたし、この将棋界の歴史的な一局を生で見ることができたことが嬉しいです!!
木村九段改め、木村王位にはこの勢いのまま更なる活躍をしてもらいたいですね!
今年の木村王位の就位式は凄まじい人気が出ること間違いなしですね笑
木村王位の揮毫での扇子もとても楽しみです。